仮想通貨ウォレットとは?

2019-12-02

仮想通貨取引所が数多く存在している今、ビットコインなどの仮想通貨取引を行う人も数を増やしている。そして、保有する仮想通貨の保管に関しては、取引所に預けている人も多くいる。しかし、現在の取引所の大半は中央集権型であり、ハッキングのリスクが大きいという問題点が存在し、安全性の欠如について多くの指摘を受けています。

相次ぐハッキング

2018年1月、コインチェック社の580億円相当の仮想通貨がハッキングによって流出した事件を始め、ビッサム社やZaif社も相次いでハッキング被害に遭いました。そのため、安全性を考慮して仮想通貨用ウォレットを利用しようとする人が増えています。あるデータによると、2015年度の仮想通貨ウォレット利用者数は500万人以下でしたが、2018年度には5倍以上増加の2500万人以上になったことが確認されました。

仮想通貨ウォレットとは

文字通りの意味で、ウォレットというのは自分の財産である仮想通貨を管理する財布のことです。自分のウォレットで仮想通貨を管理することで、取引所がハッキング被害に遭ったとしても、自分の仮想通貨を守ることが可能となります。現在の取引所に比べて、安全性に優れている点が注目されています。

また、この仮想通貨用ウォレットは、複数の種類が存在しています。ネットワークに接続しているモノとそうでないモノがあり、ネットワークに接続された状態で仮想通貨を保管するのがホットウォレット、ネットワークから完全隔離された状態で仮想通貨を保管し、取引時に専用端末とパソコンを繋ぐ必要があるのがコールドウォレットと呼ばれます。さらに、用途によって、ハードウェアウォレット、ペーパーウォレット、デスクトップウォレット、モバイルウォレット、ウェブウォレットの5種類にも分けられます。

ハードウェアウォレット

ハードウェアウォレットとは、コンピュータと隔離され、専用の端末を用いてビットコインを管理するウォレットです。端末本体をアップデートする以外の時にインターネットに接続する必要がなく、ハッキングされる可能性が極めて低いです。しかし端末本体を管理するには、紛失・破損が発生すると予想外の損失があるため、管理するにはリスクがあるというデメリットがあります。ペーパーウォレットはそれに似て、仮想通貨用アドレスと秘密鍵を紙に印刷したものです。完全にインターネットから遮断するので、人に覗かれること以外のハッキングリスクが存在しません。しかし、紙に記載するものであるため、ハードウェア端末より紛失・破損しやすいので十分注意をする必要があります。

デスクトップウォレット

デスクトップウォレットとは、パソコン専用のソフトをインストールして使用するウォレットであり、すべての取引情報を一括ダウンロードするフルノート型と一部のみの情報をダウンロードするSPV型があります。デスクトップ上で管理するウォレットであるため、紛失などの恐れが低減されると考えられます。ネットワークが利用できる環境が要るので、相対的にウィルス感染やハッキングのリスクが高くなります。また、ウェブウォレットはウェブ上のアカウントを使って仮想通貨を管理するウォレットであり、モバイルウォレットは携帯上のアプリを利用するウォレットです。どちらのウォレットでも利便性に優れていますが、ハッキング、パスワード忘れといったリスクが存在するのは事実です。前述のように、どのウォレットでも一長一短があって、リスクと管理上・使用上の利便性の両立が困難です。

将来のウォレット

将来のウォレットは、分散型取引所と統合させ、ウォレットの個人管理機能と取引所の取引機能が両方を持つウォレットになる傾向があると考えられます。技術上の制限はまだ存在していますが、それの実現によって、管理面の安全性と運用面の利便性を向上させ、一般の利用者数も増えると予想されます。また、いくつかの機能を付与させ、各場面で対応できるウォレットであれば、ツールとして普及されやすいと言えるでしょう。さらに多くの利用者を招くことができる便利かつ安全なウォレットを開発するのはウォレットの正確な進化道だと考えられます。

 


 

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