海外キーオピニオンリーダーが語るブロックチェーン業界の2020年

2020-01-06

ブロックチェーン2020年
海外のキーオピニオンリーダーが2020年のブロックチェーン業界に対し、どのような予測をしているのか。本文はToken Dailyが収集した内容をまとめ、海外コミュニティーの予測を一緒に見よう。

 

Tyler & Cameron Winklevoss |Winklevoss Capital

ビットコイン半減期を迎える中、その価格は上昇していく傾向が見られないが、上昇する可能性も否定できない。非代替トークン(NFT)も更に注目され、ライセンスのない仮想通貨取引所が減少していくだろう。一方、中国は独自のステーブルコインを開発する可能性が高い。

 

Sunayna Tuteja |TD Ameritrade

ベンチャー企業と開発者が、技術だけではなく、より多くの人が使えるように「利用者の体験」の向上を工夫する。

 

Balaji Srinivasan |投資家

過去10年を見ると、ビットコインへの投資による収益率は非常に高いため、継続して楽観的な見方をもっている。また今後、分散型世界と呼ばれる概念が金融、メディア(特にTwitter、Craigslist)等の領域に強く浸透する傾向が見られる。

 

Linda Xie |Scalar Capital

ステーブルコインとローンを扱う分散型金融(DeFi)の規模は更に拡大していくだろう。これにより、従来の金融システムを変え続けていることが実現する。

 

Mohamed Fouda |Token Daily Capital

三回目となる今回のビットコイン半減期は、前回とは異なる。またライトニングネットワークは更に発展していく。イーサリアム2.0は2020年上半期に大きな成果を遂げる一方、新しく登場したパブリックブロックチェーンは、市場への影響力が弱まるように見える。

 

Yele Bademosi |Binance Labs

アフリカでの仮想通貨利用の動きが注目される。また2020年のビットコインの最低値は2019年の$3300を下回る可能性が低い。

 

Meltem Demirors |CoinShares

ビットコインは引き続き市場をリードする。また三回目となる今回のビットコイン半減期は、第一回目、第二回目とは異なり、今回はその価格の方向性を示してくれた。更にビットコインから派生するサービスの数は増えていると予測している。なお、各国は中央銀行デジタル通貨への関心が更に高まる。

 

Colleen Sullivan |CMT Digital

Silvergate bankが提供するSilvergate(SEN)のように、仮想通貨とドルの即時決済を実現した。しかしビットコインの決済効率はまだまだ低い。今後、ライトニングネットワークは、ビットコインの決済効率を改善し、より多くの機能(取引所・OTCプラットフォーム)が備わっていくことを予測している。

 

Hasu |Deribit

ビットコインや、その他のブロックチェーンのセキュリティに関する知識の普及と教育が重視される。

 

Nic Carter |Castle Island Ventures

法定通貨に連動するステーブルコインは、厳しい審査を受ける時期が来るかもしれない。

 

Jill Carlson |Slow Ventures

技術は最優先。開発者向けの課題を解決することが業界ではその意見を一致させる。

 

Steve McKeon |Collaborative Fund

イーサリアムは、スマートコントラクトを実行するプラットフォームとして、業界をリードする。またTezosはSTOを通じて一部のシェアを確保する。更に自律分散型組織が活発な活動を推進すると想定できる。なお、規制面から見ると更に明確化していくだろう。

 

 

Dani Grant |USV

ビットコインは引き続き業界をリードする。分散型金融よりも、ソーシャルメディアやゲームについての開発が注目される。多くの新チェーンが2020年から始動する(Polkadot、Algorand、Dfinity、Flow等)。イーサリアムはその挑戦を受けて立つ。

 

Jinglan Wang |Plasma Group

2019年は研究、2020年は実践。2020年はより多くのプロジェクトが次から次へと登場する。

 

Avichal Garg |Electric Capital

起業家、VCがブロックチェーン業界に目を向けて活動する傾向が見られる。

 

Katherine Wu |Notation Capital

利用者のニーズに応じて、ユーザー体験の改善を最優先の課題として扱われる。また米国の厳しい法規制のもとで、一部の企業は米国市場を直接放棄するかもしれない。

 

Jeremy Welch |Casa

仮想通貨相場の変動を問わず、ブロックチェーン業界は、実用性のあるプロダクトを開発し続けて、エコシステムの構築に集中する。

 

Matt Lucas |Collaborative Fund

仮想通貨業界に直接作用するだけでなく、仮想通貨に関わるビジネスモデルの進化によって、他の経済システムに影響を与えることを重視している。

 

Su Zhu |Three Arrows Capital

ビットコイン価格がある時点でこれまでの歴史最高値を更新するかもしれない。またCMEやBakktが提供するオプション(選択売買権)は、相当な収益と高い流動性をもたらすため、オプションの取引量が10~100倍までの増加を推測している。

 

Casey Caruso |Bessemer Venture Partners

分散型金融(DeFi)を扱う一部のプロジェクトは、その本質は中央集権型に過ぎない。

 

Jacob Horne |Coinbase

2018年はステーブルコイン、2019年は分散型金融(DeFi)、2020年はステーブルコインと分散型金融を合わせたプロダクトを実現する一年になる。また1000万ドルに相当する資産規模を管理しているDAOが現れ、DAOの規模の数は更に増加してくだろう。

 

Imran Khan |Token Daily Capital

ビットコイン半減期を迎え、機関投資家が再び市場に参入するかもしれない。また米国政府はFacebookが主導するプロダクト「Libra」に対し、許可(一部の機能に限定)を与える可能性もある。更にゲーム類を扱ったプロダクトは大きな成果を収めることができるだろう。

 

Ash Egan |Accomplice

分散型金融(DeFi)に預託された総額は既存より5倍増。

 

Bram Cohen | Chia

2020年では、ステーブルコイン「テザー(USDT)」の時価総額が業界のTop3に入る。

 

 


THE 2020 CRYPTO CRYSTAL BALL

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