ioeX CEO兼創業者洪启渊氏BBC インタビュー

2019-01-18

 

Strategy Analyticsの研究によると、現時点では、200億以上のモノのインターネット(IoT)のコントロール装置と接続装置が設けられており、2020年では、500億以上の規模に達することが予測されています。モノのインターネットは、急速に普及しつつあり、人々の日常生活や職場に多角的な影響を与えています。一方で、膨大な情報を適切に処理するために、設備の通信速度の改善がより求められています。

上記の背景を踏まえて、今回は、ioeXのCEO兼創業者である洪启渊 氏お招きして、以下の5つの質問について、ご意見を伺いました。

 

①現段階では、モノのインターネットにおいて、ブロックチェーン技術は、どのような形で応用されて、何を解決をできるのか

②WANノードを設置する方法は何か

③中央集権型のシステムに比べると、WANノードの情報処理速度はより速いのか

④仲裁人という概念を導入することは、分散型と矛盾しているのか

⑤日本市場に対する見解

 

【ゲスト紹介】

洪启渊 氏、国立台湾大学国際企業研究科専攻。卒業後、スマホ産業で自社の規格設定や開発を経て、HonHai/Foxconn入社。成都にあるソフトウェア開発会社を買収し、管理職を務めた。2015年台湾に戻り、HonHai/Foxconnの子会社でシステムの最適化やマーケティングを経験。2016年1月末より、現在までフォックスコンから独立し、現職に至る。

 

【インタビュー】

BBC現段階では、モノのインターネットにおいて、ブロックチェーン技術は、どのような形で応用されて、何を解決をできるのか?

:私の観点ですが、現在のブロックチェーン技術を利用し、大量なデータを高速に処理するのはなかなか難しいと思います。現在、有効な活用法として、情報交換を記録するというところにあり、特に、記録の改ざんを防ぐ点については。最も有効な活用法と考えます。

 

BBCWANノードを設置方法とは何か?

:従来のモノインターネットの体系とは、主に中央集権型のシステムを利用し、端末に指令を与えるという形です。ごく少数のことであれば、業務の拡大やシステムの機能追加などの理由で、分散型の子システムを導入するというやり方もありますが、各端末は、どちらの中央集権型の管理センターによって直接に管理されるについては、変わらないと思います。我々は、分散型(Decentralization)を、分散型のWANノードと分散型設備ノードを組み合わせ、交替に稼働する方式として理解しています。言い換えれば、中央集権型という中心から、分散型の複数の中心まで変化しています。モノのネットワークにおける設備は、自らの条件を確認し、最も相応しいノードに接続し、独立のネットワークを構築していくということです。

 

BBC中央集権型のシステムに比して、WANノードの情報処理速度はより速いのか?

:我々は、WANノードを利用して、中央集権型システムを代替するつもりではありません。中央集権型システムの一方は、分散型システムです。分散型システムを構築するのは、複数のネットワークによって構成された仕組みです。そのため、比較する対象となるのは、システム自体ではなく、そこにある全体のネットワークの仕組みではないかと思います。複数のネットワークとノードの間での情報処理速度は、ノードの効率やノードが置かれているネット状況などの様々な要因からの影響を受けています。単純に比較することは意味がないと思います。

 

BBC仲裁人という概念を導入することは、分散型と矛盾しているのか?

:確かに、これは誤解を招きやすい点と思います。ブロックチェーン技術を利用し、独自の生態を構築することは難しいですが、分散型台帳技術を補助手段とする方法に対して、有効性があると思います。例えば、分散型ネットワークのシステムを構築する際に、ブロックチェーンを利用し、ノードの負荷や貢献度を記録するが可能となっています。

実は、仲裁人は、DPOSコンソーシアムチェーンに応用し、記録のデータの作成を協力します。これは、中央集権型か分散型とは関係ないです。例えば、EOSはDPOSも採用し、分散型システムにある機能を果たすために、補助役を担うことなるかもしれません。

 

BBC日本市場に対する見解を教えてください。

:日本は、仮想通貨に対して、比較的保守的ですが、規制の整備が進んでいます。スマート設備の開発や運用についても、多様性があると感じています。我々は、日本のスマート設備業者との業務提携を期待しており、分散型ネットワークシステムを導入することで、業務の拡大を目指しています。

私のチームは、設備のノードSDK(オープンソース)を無料で提供し、コンサルティングにも応えます。初期段階のAndroidのように、無料APPでユーザーをカバーし、スマート設備を整合することで、ノードを形成していきます。ある程度の規模(臨界量)に達すると、スマート設備生産業者に普及していく仕組で計画しています。

 

【要約】

今回のインタビューを通じて、明らかになったの主な点は以下となります。

①モノのインターネットにおいて、ブロックチェーン技術は、データ記録及び改ざん防止に活用できる可能性があります。

②ioeXが、定義した分散型(Decentralization)とは、分散型のWANノードと分散型設備ノードを組み合わせ、交替に稼働する方式を指しています。

③ノードの情報処理速度は、様々な要因の影響を受けています。

④仲裁人とは、中央集権型の意味ではなく、コンセンサスDPOSの補助役として機能を果たしています。

 

最後に、積極的にインタビューに応えていただいた洪启渊様に謝意を表し、

本当にありがとうございました。

 

 


ブロックチェーンビジネス研究会では、ブロックチェーンビジネスに携わる最先端のプレイヤーたちの動向に注視して、その様子をお伝えしていきたいと思います。今後もインタビュー記事を公開予定ですので、ぜひご覧ください。

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