【レポート】ブロックチェーン研究教育講座(中級)が9月よりスタート

2019-10-15

今年4月から開講した「ブロックチェーン研究教育講座」、その中級コースが9月より開催をスタートしました。当講座は、ブロックチェーンの研究教育を目的として数多くの啓蒙活動を行っているブロックチェーンビジネス研究会が主催となり、早稲田大学のグローバル科学知融合研究所ブロックチェーン研究教育ラボ(BREL)や文部科学省「WASEDA-EDGE人材育成プログラム」、東京理科大学の起業家養成支援センターである一般社団法人東京起業推進センター([email protected])、そして日本最大のブロックチェーンビジネスハブBINARYSTARなどが連携し100名以上を動員して開催されました。

 

新たな産業で活躍する学生スタートアップ輩出を目指す早稲田

ブロックチェーン分野の研究と産学連携、そして人材育成の促進を目的とし、早稲田大学グローバル科学知融合研究所とブロックチェーンビジネス研究会(BBC)が共同で運営をしているブロックチェーン研究教育ラボ(BREL)が2019年4月に発足され、ブロックチェーン分野で活躍する学生スタートアップの輩出を目的としたブロックチェーン研究教育講座の開催をスタートしました。

ビジネスとテックの両側面から学ぶブロックチェーン

9月から始まったブロックチェーン研究教育講座(中級)では、起業を目指す人材やビジネスモデル構築の手法を学びたい人材、既にブロックチェーン関連事業に携わっている人材を対象に、ブロックチェーンの基礎的な仕組みから新ビジネスアイデアの構築ノウハウまでを体系的に学ぶことを目的に講義が進んでいきます。

その最初の講座が9月22日(日)に、東京銀座のブロックチェーンビジネスハブBINARYSTARで開催され、「ブロックチェーンの仕組みと具体的な活用方法」をテーマとして全4部構成で執り行われました。講師には、ブロックチェーン技術が最も多く活用されている仮想通貨の取引所のシステム開発を請け負う株式会社カイカから奥 達男(おく たつお)氏、日本国内において特にブロックチェーン技術への参入に力を入れている日本IBM株式会社から平山 毅(ひらやま つよし)氏、紫関 昭光(しせき あきみつ)氏が登壇をしました。

奥 達男氏

第1部2部を担当した奥 達男氏(カイカ)からは、初級コースの復習としてブロックチェーン技術の原理原則、そしてブロックチェーンを使ったビジネス検討のヒントになるような様々なユースケースを紹介されました。主なユースケースとしては金融、医療、サプライチェーン、保険非営利、政府、エネルギー、小売、ゲーム、そして法律などが挙げられており、特にこのユースケースで重要とされるのが「スマートコントラクト」です。「契約の自動化」などという言葉に置き換えられているが、ブロックチェーンに乗っかったプログラムがスマートコントラクトであり、特徴として一度のせると変更出来ないというメリット・デメリットにもなる点があります。このスマートコントラクトを使うことで、信用の担保がされスムーズな取引を実行できます。この特性によって銀行間や国境間の取引やその他のトラストレスの取引利用や、不正防止などにもブロックチェーンが活かされています。

第3部を担当した平山 毅氏(日本IBM株式会社)からは、代表的なブロックチェーンとして、イーサリアム(Ethereum)、アールスリーコルダ(R3 Corda)、リップル(Ripple)の各コンセプトとアーキテクチャー説明や、IBMで研究開発に利用されているHyperledger Fabricなどの紹介といった、開発向けとビジネスへの応用と考え方の講義が行われました。

紫関 昭光氏

最後の第4部では、紫関 昭光氏(日本IBM株式会社)からHyperledger Fabricを題材に実際にパブリックの構築やスマートコントラクトの構築など具体的なブロックチェーンのDEMO開発を順を追って説明がされました。ブロックチェーンエンジニアに必要な、アーキテクチャーの考え方からブロックチェーンプラットフォームの構築、そして開発面をIBMでつかっている開発環境を元にデモンストレーションを見ながら学ぶことのできる内容でした。

講義終了後には懇親会もあり、今回の講座に特別協力として参加しているブロックチェーン研究教育ラボ(BREL)の研究所長 朝日 透(あさひ とおる)氏や講師、そして参加した学生や一般社会人全員が講義についての振り返りや質疑応答、それぞれの活動などについて活発に情報交換をする時間となりました。

また、このブロックチェーン研究教育講座(中級)は、BINARYSTARと連携しており、講座で学んだブロックチェーンの知識をもとに具体的な新規ビジネスモデルの考え、プレゼン資料にまとめ6分間のビジネスピッチを2日間で行うブロックチェーンビジネスアイデアソンを開催しています。ブロックチェーンを応用したビジネスモデルだけでなく、その他のビジネスモデルに対しても実用的なスキルや知識が体得できるものとなっています。

 


 

この記事をシェアする:
Related Article

あわせて読みたい関連記事

COLUMNS

コラム

すべてのコラムを見る